■意地悪を言う人からは「逃げるが勝ち」

 陰でこそこそ嫌がらせをする人は、隠れていなければ意地悪もできないぐらい気が弱いので、正面切って抗議をすればたちまち逃げ出します。第三者を介して話し合いを申し込むだけでも効果があります。

 人を見捨てたり断ったりすることができないような心優しいタイプの人は、意地悪されても反撃せずに耐えてしまうので、標的になりやすくなります。

 優しくすればするほど相手は調子に乗ってつけあがるので、「自分さえ我慢すればいいんだ」という思いは捨てて“逃げるが勝ち”と思ってください。

  いちばんいいのはそのような人に会わないことですが、それが難しい場合は、なるべく一緒にいる時間が減るように、その場から離れるなど工夫してみてください。

■他人の痛みを感じない「サイコパス」な人もいる

 他者に対して病的なまでに共感性のない人を「サイコパス」といいます。殺人鬼の代名詞のようになっていますが、それは、凶悪な犯罪性を強く欲求する性癖がある場合に限ります。医者、弁護士、政治家など社会的に成功しているサイコパスも珍しくありません。

 パフォーマンスに長け、平気で嘘をついたり、だましたりできるサイコパスに憧れる人もいますが、人の心に共感できないというのは、決して幸せなことではありません。

(構成 生活・文化編集部 端 香里)

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