福田萌さん(撮影/写真映像部・上田泰世 スタイリング/大瀧彩乃 ヘアメイク/田中裕子)
福田萌さん(撮影/写真映像部・上田泰世 スタイリング/大瀧彩乃 ヘアメイク/田中裕子)
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 7月20日、タレントの福田萌が、エッセー『「中田敦彦の妻」になってわかった、自分らしい生き方』(講談社)を発売する。夫の中田敦彦といえば、その発言がたびたび物議をかもしてきた“お騒がせ芸人”だ。そんな男性を夫に持つ妻の胸中とはいかなるものなのか。現在は移住先のシンガポールで二児の子育てや仕事に奔走する福田が、夫婦生活への思いと、妻だけが知る「夫のトリセツ」を明かした。

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――本の帯には、「夫といると毎日がジェットコースターのようだ」という言葉があります。具体的にはどのような毎日なのですか?

 もう常に振り回されてます(笑)。シンガポールに移住するぞとか、吉本興業やめるぞとか、最近だと松本人志さんへの提言動画をアップして世間を騒がせたりとか。2016年に「PERFECT HUMAN」を出したときも家族に相談なしだったんですよね。こんなに「中田、中田」って自己礼賛の曲を家族に聞かれるのが恥ずかしかったみたいで(笑)。

 実はあの曲、最初に披露したときは、世間のリアクションがあんまりなかったんですよ。夫は、「これしかないっていう渾身の一撃だったけど、届かなかったか」って落ち込んでて。でも私はめちゃくちゃ面白いと思ったから、「もう1回どっかでやったら?」って言ったんです。それで、「ENGEIグランドスラム」(フジテレビ系)でやったところ、一気にブレークしたから、よかったなと。

――平穏な暮らしに憧れることはありますか?

 まあでも、結局は私が好きで選んだ生活なんだからしょうがないというか(笑)。子どもも、生まれたときから中田敦彦の子どもなので、それが当たり前だと思ってるのかな。夫は、座右の銘が「前言撤回」なんです。だから「シンガポール行くよ!」って言われたときも、「東京に残る可能性もあるな」と思いながら準備をしていたり。全部が話半分っていう心構えができているのが、ストレスを感じずにいられる秘訣です。

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付き合って1カ月で別れを切り出された