福田萌さん(撮影/写真映像部・上田泰世 スタイリング/大瀧彩乃 ヘアメイク/田中裕子)
福田萌さん(撮影/写真映像部・上田泰世 スタイリング/大瀧彩乃 ヘアメイク/田中裕子)

――ジェットコースター生活は、結婚前から覚悟していましたか?

 最初のデートのお誘いのときから、振り回される人生は始まっていたのかもしれない(笑)。番組で共演した後、私が「収録お疲れさまでした」ってTwitterのDMを送ったんですよね。そしたら「ご飯行きましょう」って言われて、「何人か友達連れていきますね」って言ったら、「いや、二人で」って。で、ごはんに行ったら急展開で結婚を前提に付き合うことになり、その1カ月後には別れを切り出され……。

 でも「あなたの別れたい理由がおかしい」って反論したら、「お付き合いした女性から言い返されたことが今までなかったから、面白い」って言われて、別れることなく今に至ります。芸人さんの奥さんになるって、いつドッキリのカメラがあるかもわからないし、ガラス張りのお家に住むようなつもりで結婚しました。その覚悟が自分を強くしてくれた。どこで誰に見られているか分からないから、常に自分が正しいと思える自分でいようと。

――福田さんにとっての、理想の妻・母親像は?

 私の母は、フルタイム勤務なのに家事もしっかりやって、3兄弟育てて、スーパーウーマンだったんですよね。だけどいざ自分が同じようにやろうとすると、疲れちゃうし、うまくできない。夫は仕事で不在のことが多かったので、土日にショッピングモールに行っても、戦力が弱くてフードコートの席取り合戦にも参加できなくて。夫を責めたり、自己嫌悪に陥ったりっていう状況がけっこう長くありました。

 でも、世間一般から見た“良い妻”“良い母”っていう理想にがんじがらめになっていたことに気づいて、夫や子どもにとっての“良い妻”“良い母”であればいいじゃない!って思ったんですよね。疲弊してイライラしながらごはんを作って食べるよりも、「今日はスーパーのおかず買ってきたよー!」ってみんなで仲よく食べるほうが、心の栄養になる。私自身が幸せでニコニコしていられることを大切にしようと思いました。

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中田は「皿洗いは3日で挫折」