そして、ご両親の動物や福祉への関心は、愛子さまにも引き継がれている。学習院初等科を卒業する際、愛子さまは卒業文集に「犬やと暮らす楽しみ」という文章を寄せている。

 学習院大学が毎年開催する「オール学習院の集い」では、愛子さまは「アイメイト協会」が主催するブースに必ず立ち寄り、盲導犬(アイメイト)と歩行する体験をしていた。

皇族の公務は、主催者からの『願い出』を受け、ご本人と宮内庁が相談の上で決定されます。皇族はあくまでも受け身です。しかし、11年の東日本大震災をきっかけに、保護犬や保護猫への社会の関心も高まっていますので、ご関心に沿った分野からの『願い出』もあるかもしれません。公務として、そしてライフワークとして携わっていかれるのもよろしいかと思います」(山下さん)

 愛子さまの単独公務デビューも、そう遠くない。

 皇室を支える内親王としての期待も集まる愛子さま。たくさんの公務を経験し、ご自身のライフワークとなる分野に出合っていかれるのだろう。

(AERA dot.編集部・永井貴子)

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