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ダイエットが成功しても、数カ月後にリバウンドで元の体重に戻ってしまう人は多い。一時的にやせても太ってしまう原因は何だろうか? 肥満予防健康管理士・菅野観愛(かんの・みあ)さんは「何が自分を太らせたのか? 原因を知ることは、どうすればやせるのか? の答えにつながる」と話す。菅野さんが監修し、重信初江さんが料理を担当した『やせない人がいないと話題のミア式 料理研究家がダイエット教室に通ってみたら、こんなにやせた!』(朝日新聞出版)から、太る生活習慣と、やせる習慣に改善するテクニックを抜粋して紹介する。

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 まず、いま現在のあなたが、以下の習慣のどの党に所属しているか、振り返ってみましょう。ひとつだけとは限りません。

肥満予防健康管理士・菅野観愛(かんの・みあ)さん
肥満予防健康管理士・菅野観愛(かんの・みあ)さん

【太る7つの習慣】

(1)過食党    いつもお腹一杯になるまで食べる。

過食党
過食党

(2)運動不足党  なるべく楽な姿勢で動きたくない。

運動不足党
運動不足党

(3)アルコール党 お酒がやめられない。

アルコール党
アルコール党

(4)油党     揚げ物や肉類が好き

(5)間食党    常に何かをつまんだり、口に入れている

間食党
間食党

(6)夜食党    遅めの飲食が日常化

夜食党
夜食党

(7)甘党     甘いものを食べないと気がすまない

甘党
甘党

 加えて、上記の7つの習慣の原因となる具体的な行動を上げていくと、「早食い」や「ストレス食い」「外食型」「食事不規則」が挙げられます。

さらに言うと、「つられ食い」に「ファストフード型」「コンビニ弁当型」「食べ物ストック型」「買い物大好き」「スローリズム」「朝食抜き」「中食中心生活」「濃い味好み」「残り物処理係」「だらだら食い」「あきらめ型」「料理作り過ぎ」……。当てはまるものを数えたら、片手では足りないという人も、多いのではないでしょうか。

■食べ過ぎないで「腹六分目」を心がける

 よく「食事は腹八分目」と言いますが、肥満予防の観点では腹八分でも多く、腹六分でいいと考えます。いつも満腹に近い状態になっていると、胃が広がって余計に食べてしまいます。常に少なく食べる習慣をつけたほうがいいのです。

 腹六分がわかりにくいという人は、基礎代謝の半分のカロリーを目指しましょう。もちろん食べるのはたんぱく質です。そしてたくさん水分をとる。食べるものではなくて、水分でお腹を満たすのはOKです。

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揚げ物は食欲を刺激する原因になりやすい