また遅い時間の食事は、普通の時間に食べた時の約2倍のカロリーを摂取してしまうのと同じことになるので注意しましょう。

■大皿ではなく1人分を取り分け「エアー」噛みを10回

 中華料理やホームパーティーなど、大皿で料理を出されると、ついつい食べ過ぎる傾向にあります。ひとつのお皿からみんなで少しずつ取っていると、自分がどれだけ食べたのかわからなくなってしまいますよね。また、周りの人のスピードに流されやすくなることも食べ過ぎにつながります。

 これを防ぐためには、自分のひとつのお皿にのる分だけ、と決めるのがポイント。さらに、料理が出そろうまで待つとタイミングをずらすことができるので、食べるスピードも抑えられますよ。

 早食いは肥満のもと。満腹中枢が刺激される前に余分に食べてしまうので太りやすくなります。逆によく噛んでゆっくり食べることで、その間に満腹中枢が刺激され食べ過ぎを防ぐことができます。

 ゆっくり食べるために、一口食べたら20回噛むように心がけましょう。でも、豆腐だったら10回ぐらいでなくなってしまいますよね。そんなときは、残りの10回をエアーで噛むイメージです。噛むことで満腹中枢が刺激されて食べ過ぎを防ぎます。

■お酒の飲み過ぎ、おつまみの食べ過ぎに注意する

 お酒の飲み過ぎ・おつまみの食べ過ぎは昼間の努力を台無しにします。お酒自体がカロリーになって蓄積されるのはもちろん、アルコールにより味覚が鈍感になりやすくなります。揚げ物のような脂っこいものも、塩辛のように塩分が多いものも、味を感じにくいので食べ過ぎてしまいがち。お酒は飲まないのがいちばんですが、飲んでしまった場合は倍量の水を飲むようにしてください。もちろん翌日は調整日です。

 水分摂取はダイエットにも美容にも健康にも非常に有効なので、積極的にとることが大事。ダイエット中の便秘の原因は水分が足りていないから。または座っていることが多かったり、運動不足で腸の中の動きが少ないと便秘が起こりやすくなります。まずは水分をたっぷりとって、腸の中を動きやすい状態にすること。

 座りっぱなしが多い人は、さらにお腹をマッサージしましょう。手で円を描くようにマッサージしてもいいですし、空気をお腹に入れるイメージで、お腹を膨らませたりへこませたりして、腸の運動を促すようにしましょう。

(構成 生活・文化編集部 森 香織)