お笑いタレントのキンタロー。(41)が再ブレークしつつある。話題のきっかけとなっているのは6月7日に放送された「水曜日のダウンタウン」(TBS系)の企画「“まだ誰もやってない”モノマネ王座決定戦」。お題は当日に発表されるトーナメント戦で、1回戦のお題はNMB48の「渋谷凪咲」と提示されたが、キンタロー。は口調や声色などの特徴を再現しつつ、顔芸やダンスも織り交ぜる見事なパフォーマンスを披露した。これには、SNS上で絶賛する声が相次いだ。
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キンタロー。といえば、2012年末に当時AKB48のメンバーだった前田敦子のモノマネで注目を浴び、2013年の「R-1ぐらんぷり」で、芸歴1年にして決勝進出を果たすなど、とんとん拍子で売れた印象がある。一方、デフォルメしすぎたモノマネに賛否両論あったのだが、最近の彼女に対するネット上の評判を見ると、「長年過小評価してしまっていた」「キンタロー。は期待を裏切らん」などの声があり、改めて評価が高まっていることがわかる。
「今のテレビのコンプライアンスの波に逆らっている感じも魅力的です。例えば、4月に『水曜日のダウンタウン』で行われた、30秒のショートネタで競う企画では、最終決戦で『信じられないくらいレベルの高いお隣の国の幼稚園児のお遊戯』というネタを披露。誇張したメイクと表情で鍵盤ハーモニカを吹いて踊り、爆笑を誘っていました。また、昨年放送の同企画でも『北京オリンピックで見た天才子供トランペッター』というネタで、テカテカ顔で懸命にトランペットを吹き、吹いていないときは笑顔になるという子供トランペッターに扮し、視聴者を沸かせました。彼女のモノマネには少し悪意があり、その毒がある種の魅力になっていますが、北朝鮮や中国でもネタにするという攻めた姿勢に芸人魂を感じた人は多いでしょう」(テレビ情報誌の編集者)
こうした点からもキンタロー。は、女性芸人の中では似たキャラが見当たらない唯一無二の存在といってもいいだろう。