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台風15号は21時現在、「非常に強い」台風にまで発達。中心の気圧は955hPa。伊豆諸島付近を北上中。

首都に迫る台風15号 伊豆諸島では猛烈な風を観測

台風15号は8日(日)の21時に、「非常に強い」台風に発達しました。22時現在も勢力はそのままで、中心気圧は955hPaです。
観測された最大瞬間風速は、神津島空港で58.1メートル(21時3分)、新島空港で51.4メートル(21時51分)、三宅島空港で48.4メートル(22時12分)です。市街地では千葉県の館山市で24.4メートル(22時55分)を観測しています。
台風15号は伊豆諸島付近を時速20キロで北上しています。まだ速度は比較的ゆっくりですので、じわじわと東京都心など都市部へ近づいてくる予想です。コンパクトな台風なため、近づくと急に風が強まるでしょう。ちょっと前までの状況と一変!!!ということになりそうです。風が吹き荒れて、様々なものが倒壊したり飛来する恐れがあります。小さなものでも、風速60メートルもの風に飛ばされたら大変危険です。
また、台風の眼を囲むように活発な雨雲の壁があり、さらに中心の北側に活発な雨雲が広がっています。つまり台風の中心が近づく前から中心が過ぎ去るまで数時間にわたって活発な雨雲がかかり続けるということになります。
観測された雨量は、神奈川県の箱根で1時間に40.5ミリ(22時過ぎに観測)、新島で37.5ミリ(22時前に観測)、大島で42.0ミリ(23時前に観測)です。
予想される雨の強さは1時間に50ミリ以上で、局地的には80ミリ以上です。非常に激しい降り方で、水しぶきで視界が悪化するほどです。また、局地的に降ると予想される1時間に80ミリとは息苦しさを感じるほどの圧迫感のある降り方で、怖さを感じるほどです。車の運転などは極めて危険ですし、都市部では地下街に雨水が流れ込んだり、マンホールから水が溢れ出たりすることがあります。
風にも雨にも波にも厳重警戒を続けて下さい。荒天のピークは9日(月)の午前中にかけてです。