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佐賀・福岡・長崎は記録的な大雨が降り続いています。おととい26日(月)からの総雨量は500ミリを超えている所もあり、平年8月の降水量の2倍を超える記録的な大雨となっています。きょうこの後、いったん雨が弱まっても、再び同じような場所で繰り返し雨が強まる恐れがあり、さらに九州北部の大雨の危険性が高い状態はあす以降も続き、長期化する見込みです。土砂災害、川の増水や氾濫、低い土地の浸水に最大級の警戒が必要です。

平年8月降水量の2倍超えの大雨

おととい26日(月)からきょう28日(水)午後1時までの総雨量は、長崎県平戸市512.5ミリ、佐賀市454.5ミリ、福岡県久留米市395.0ミリなど、平年8月の降水量の2倍を超える記録的な大雨となっています。
写真は佐賀県唐津市の厳木川(きゅうらぎがわ)の、きょう28日(水)午前7時40分過ぎの様子です。川の水位が上がり、濁流となっています。周辺の佐賀県内を流れる松浦川は氾濫が発生しています。

九州北部の大雨 長期化の恐れ 最大級の警戒を

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上の図の土砂災害危険度マップでは、佐賀県の広い範囲と、福岡県筑後地方、長崎県の一部が濃い紫色で、非常に危険な状況となっています。この後もあす29日(木)にかけて、九州北部は断続的に1時間70ミリの非常に激しい雨が降る見込みです。さらに、週末にかけても秋雨前線が九州付近に停滞するため、大雨が降る恐れがあり危険な状態が続く見込みです。
崩れる恐れがある斜面から離れて、身の安全を確保してください。また、冠水した道路の中を歩いたり、車で入るのは大変危険ですので、冠水した所には近づかないでください。