●朝まで求め合った濃密な時間 男性Bさん(73)

 会社役員。74歳の妻と3人の娘がいる。孫2人。現在、次女(46)と同じ年の女性と交際中。

     ◇
 家族のいる大阪を離れて15年前から東京で単身赴任を続けているBさんが、妻以外の女性に興味を持ったのは、2年前のことだった。

 以前から気になっていた取引先の女性スタッフを、仕事の打ち合わせなどの理由をつけては頻繁に食事に誘っていた。その女性は、既婚者で1児の母である。

 あるとき、海外出張に一緒に出かけるチャンスがあった。仕事が終わるとBさんは彼女を食事に誘い出して、社用のリムジンの中でキスを迫った。

 「相手が抵抗しなかったのでほっとした」(Bさん)

 それからしばらくしたある日曜日、Bさんは仕事の関係で招待された芝居に彼女を誘った。

 Bさんはこの日、勝負をかけようと決めていた。社用車ではなく、自分の車を運転して劇場へ向かった。二人で芝居を楽しんだ後、一緒に食事へ。

 そしてその帰り道、車の中で海外出張以来のキスを交わした。感情が高ぶった二人は、そのまま車内で抱き合い、胸や体に触れ合った。すっかりその気になった二人は、Bさんの単身赴任先の部屋へ向かった。

 Bさんはその夜のことをこう語る。

 「実は年齢的にもうセックスはできないと思っていたんですが、相手が彼女だと不思議と元気になりました。この日は、お互いに朝まで体を求め合うという濃密な時間を過ごしました」

 それから2年--。今では月1回、彼女のほうが家族に仕事と偽り、東京の彼のマンションに泊まって、肉体関係を続けている。

 Bさんは言う。

 「もし妻が死んだら、彼女を今の夫と離婚させて、再婚しようと心から思っています。彼女にも話をして、OKをもらっています」

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