喉の痛みは4日間ほど続き、なんとか治まりました。

 あと一日同じくらい喉が痛かったら精神的にきついなと思っていたので、本当に助かりました。

 喉の痛みが消えた後は、咳が増え、腹部症状が出現しました。

 少しずつ食事が取れるようにはなったのですが、なにか食事をするたびに猛烈な腹痛に襲われました。ウイルスの感染が喉から徐々に体の下のほうに流れていく感じでした。

 発症から10日ほどで、次は右の背中が痛くなり、確認すると帯状に赤い紅斑(こうはん)が散在しており、帯状疱疹(ほうしん)を発症したことに気がつきます。

 コロナ感染後に帯状疱疹が増えていることはすでに論文で報告されており、また、自分は皮膚科医であるため、さっと診断がつきました。幸い症状は軽症でこれは数日で完治しました。

 喉の痛み、咳、腹痛は10日間ほどで消えたのですが、つらいのはその後も倦怠感が持続したことです。とにかく体がだるい。ずっと体のどこかで炎症が続いている感じです。

 発症から2週間が経過しても、倦怠感は抜けず、起き上がって仕事をしてはその後横になって体を休める生活をしています。

 今思えば、隔離解除後も無理をして出張に行ったため、それが良くなかったと思います。いつまでこの倦怠感が続くのかとても不安になることがあります。

 しっかり感染対策をしていても、周りでコロナ感染が増えています。私の症状以外に、高熱を出す人、肺炎になって入院する人の話も聞きます。

 幸い、私はコロナワクチンを3回接種していたため、重症化することなく隔離解除となりましたが、オミクロン株でも上記の通りきつい症状を経験しました。

 オミクロンは軽症という間違ったイメージが広まっています。デルタ株に比べて軽症であるのであって、感染した者の感想としてはだいぶつらいです。

 働き盛りの人にとって長く続く倦怠感はやっかいなものです。私も仕事のパフォーマンスはコロナ感染後に明らかに落ちています。症状には個人差があるため、私よりも軽症な人もいれば重症な人もいるでしょう。ただ、それは事前にはわからないため十分に注意したほうが良いと思います。気をつけていても感染してしまうリスクはありますが、3密を避け、手洗い・マスク・うがいをしっかりすることが大切ではないでしょうか。

暮らしとモノ班 for promotion
大谷翔平選手の好感度の高さに企業もメロメロ!どんな企業と契約している?