チームを編成する際に今後もしばらくは坂本中心となるだろう。攻守において抜群の影響力を誇り、取って代わる選手もすぐに出てくるとは考えにくい。そういった中で原監督はどういった舵取りが必要になるのか。

「原監督の腕の見せどころ。まずは坂本にコンバートを了承させることが大事。原監督自身、現役自身に慣れ親しんだ三塁から外野へ転向した経験を持つ。遊撃にこだわる坂本の気持ちもわかる。本人が前向きに受け入れないとモチベーションにも影響する。坂本のコンバートがうまく進めば、他のポジションも自然と埋まっていくのではないか」(巨人担当記者)

「最近は中田以外、他球団から目立った補強をしていない。原監督は現場に必要なものを熟知しているはずだが、補強に動かないのは確固たるプランがあるはず。昨年、新たに3年契約を結んだ中で、今は辛抱してチームを再建する時期と腹を括っているのだろう」(巨人OB)

 今季は見せ場を作ることができず、8月21日終了時点で5位に甘んじている巨人。最下位の可能性もあり今は目先の1勝も大事になってくるが、一方で野手陣は未来を見据えた動きも重要になってくる。果たして原監督は誰をどのポジションで起用するのか。巨人が残りのシーズンでどのような布陣で試合に臨んでいくのか注目したい。

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