巨人・坂本勇人
巨人・坂本勇人
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 巨人が近未来を見据えたチーム作り、レギュラー固定に向けて試行錯誤中だ。

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 原辰徳監督は将来的に坂本勇人を遊撃手から他のポジションにコンバートすることを想定しつつ、打開策を探り続けている。

「(巨人は)坂本を長年に渡り中心選手と考えており、ベテランの域に入っても当面は問題ないと考えていた。しかし肉体的不安がここまで顕著になるとは想定外だった。チームの根幹が揺らいでおり対応策に追われている。遊撃から他ポジションへのコンバートを早急に行いたいはず」(在京球団編成担当)

 巨人には坂本、岡本和真中田翔という強打を誇る3人がおり、吉川尚輝が加われば最強クラスの内野陣を形成できるはずだった。しかし、坂本に故障が目立つようになりプランも変わりつつある……。

 今季の坂本は故障との戦いが続いている。左内腹斜筋筋損傷で開幕に間に合わず、5月には右膝内側側副靱帯で離脱した。さらに、7月には再び腰痛が再発して今季3度目の登録抹消となった。

 だが、戦列を離れることが増えたとはいえ、やはり坂本はチームにとって唯一無二の選手でもある。

 8月16日のDeNA戦(横浜)では「5番ショート・坂本」のアナウンスが響き場内が沸いた。7月6日以来の出場で4打数ノーヒット、2三振と結果は出なかったものの、「存在感がやっぱりある」と原監督も試合後は喜びを隠せなかった。

「(復帰した坂本は)不安を感じさせず本来に近い動きだった。しかし二軍調整中は少しでも違和感を感じたら休み、入念なケアを欠かさないことで復帰まで辿り着いた。今後はシーズン佳境を迎え多少の無理も必要になる。再発の心配は尽きないので早めに手を打っておく必要がある」(巨人担当記者)

「年齢による肉体面の低下は誰もが経験する。うまく付き合いながら結果を出すことで現役生活は伸びる。ハヤトに求められるのは勝負強い打撃なので、守備では少し手を抜いても良いと思う。守備の負担を減らしても打撃で結果を出せば誰もが納得する」(巨人OB)

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