K-POP歌手の元KARAのNICOLE(ニコル)が来日し、8月20日、東京・お台場の「Super Music Festival 2022 ODAIBA LIVE」の舞台で歌うと聞き、当日、筆者も会場へ行ってきた。
【写真】「Mr.」のころと変わらない美しい腹筋を見せるニコル
野外会場で、かき氷など食べ物を売る出店が数十軒並んでいる。特設ステージでは日本、韓国の音楽グループが演奏し、ファッションショーも開かれた。韓国で7月にカムバック宣言したニコルの出番は午後7時ごろから。当日は、あいにくの悪天候で、雨が降ったりやんだり。野外だったので、観客はカッパを着たり傘をさしたりしながらライブを見ていた。
ニコルが現れたのは本番直前。スタッフが差し出した傘に入りながら、ステージに向かった。衣装は、濃いめのピンクのキャミソールとダメージの入ったジーンズ。ライブが始まるやいなや、観客からは「ニコルー!」と声援が飛んだ。
彼女がライブ1曲目に選んだのは今年7月27日に発売したばかりの新曲「YOU.F.O」。未確認飛行物体の「UFO」と恋心を掛け合わせた歌詞だ。雨はどんどん強くなったが、彼女はリズム感のある曲を、濡れながら踊り歌った。1曲目が終わると、流暢な日本語で、観客にこう語りかけた。
「こんばんは。雨が降ってるから大変ですよね。今の曲は3週間前に8年ぶりに発売した『YOU.F.O』でした。初めて外で、日本で公演ができるとチョー楽しみにしてたのに雨で残念ですよ。でも、みなさんが楽しみにしてるから、歌います。次は『MAMA(ママ)』という曲で、日本語のバージョンです。ちょっとセクシーな曲ですが、セクシーでがんばります(笑)」
「MAMA」は2014年11月に発売したミニアルバム「First Romance(ファースト ロマンス)」に収録されていた曲。曲の合間には、「(雨で)みなさん大丈夫? 心配ですね」と、観客を気遣っていたニコル。
続いて3曲目には、2016年発売のバラード曲「Memories(メモリーズ)」を日本語でしっとりと歌った。ステージ中央から延びるランウェーの手前に立ち、「久しぶりに活動するから新しいメイクに慣れてないんですよ。チョー雨で濡れてる。ちょっとだけ(歩く)ね」と、言いながら、雨の中のランウェーを1人で歩き、観客に近づいた。ニコルは傘の代わりに自分の手を頭の上にやっていた。
「最後の曲は、ソロデビューを日本では2015年とか16年にしましたけど、この曲は自分のエナジーがある曲なので、久しぶりに日本に来て、この曲を歌いたかったです。これでバイバイします。『Something Special(サムシング スペシャル)』という曲です。きょうは会いに来てくれてありがとうございます。家に帰ったらあたたかくしてくださいね」