(提供:Super Music Festival 2022 ODAIBA LIVE実行委員会)

 ニコルは全部で4曲を歌い、うち3曲が日本語の歌詞だった。観客の歓声の中、ニコルは「またねー」と言って、手を振り、ステージを去った。

 ニコルがガールズグループKARAでデビューしたのは2007年。結成当初からのメンバーで、2014年1月に脱退するまで、約7年間活動。その間に「Mr. (ミスター)」が大ヒットし、日本でもおしりをフリフリする“ヒップダンス”が大流行。一躍、韓国のガールズグループのトップアイドルにのぼり詰めた。

 韓国の報道によれば、その後もニコルは元KARAのメンバーとの交流が続いているという。2011年にはNHK紅白歌合戦に出場し、東京ドーム公演もなし遂げたが、2016年にKARAは事実上の解散。2019年にはメンバーだったハラさんが急死するという悲しい出来事もあった。ニコルにとって今年はデビュー15周年に当たる。

 KARAの年内再結成の可能性を報じた韓国系メディアもある。ライブが終わった蒸し暑い夜。楽屋から出てきたニコルが、ホッとした表情で水分補給のスポーツドリンクを片手に歩いて迎えの車に乗り込んだところを、筆者は直撃した。

──KARAのグループ再結成はありますか?

「はい、まだどうなるかわかりませんよ。そうなるといいですね、えへへ(笑)」

 そう笑顔で答えた彼女だカラ、カムバックに期待したい。

(AERA dot.編集部・上田耕司)

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