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台風12号は今後も西よりに進む予想です。次第に速度を落とすでしょう。西日本を中心に台風の影響が長く続く可能性があります。

台風12号の影響 長く続く

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台風12号は、これまで上空の寒気を伴った低気圧の影響で、進路を西よりにとってきました。今後、上空の低気圧は弱まり、高気圧の縁に沿って西へと進む見込みですが、台風を明確に動かすような流れは、ほとんどありません。次第に速度を落とし、九州付近で停滞してしまうことも考えられます。

週の前半の天気

台風は予報円の中心付近を進むと30日明け方にかけて九州北部を通過する予想です。九州は30日にかけて荒れた天気が続き、上述のように動きが遅くなると影響が長引く恐れがあります。
台風が日本付近を西から東へと進む場合は、台風通過後に北よりの風が吹くことが多いですが、東から西へ進む今回は台風通過後は南よりの風となる見込みです。関東から九州では台風が通過した後でも南から暖かく湿った空気が流れ込み、大気の不安定な状態が続くでしょう。太平洋側の南斜面を中心に大雨が続く恐れがあります。西日本豪雨の被災地では斜面に土砂が不安定な状態で残っていたり、川の堤防が壊れていたりと、土砂災害や川の氾濫の危険が高まっています。危険な場所に近づかないようにして下さい。東北は晴れの天気が続く所が多い見込みです。
北海道は東の海上から流れ込む湿った空気の影響で雲が広がりやすいでしょう。8月1日(水)は気圧の谷の通過で雨が降る見込みです。
沖縄は高気圧に覆われる日が続き、夏空が続く見込みです。

週後半の天気

西日本付近は高気圧に覆われる見込みです。北日本付近には次第に大陸から前線がのびてくるでしょう。
沖縄や九州から東北は晴れ間が広がる所が多い見込みです。関東や東海では東の海上から湿った空気が流れ込み、雲が広がりやすいでしょう。北海道は雲の多い天気が続きそうです。

連日、猛烈な暑さ 北海道も蒸し暑い

日本付近の上空およそ1500メートルの気温は、平年より5度以上も高くなっています。この先も日本列島は暖かい空気に覆われたままでしょう。
最高気温は多くの所で平年より高い日が続き、九州から東北で35度以上となる所もある予想です。湿度も高めで、かなり蒸し暑い日が続くでしょう。予報は、今後の台風12号の動向によって変わることがあります。最新の気象情報をご確認下さい。