「減量指令をはじめ、新庄監督は結構キツイことを言っている。克幸氏同様、清宮に対してはどこかで厳しくしないとずるずる行ってしまうと思っているのでは。球団は克幸氏がいつでも北海道へ足を運べるよう、新球場近くの家を準備することも検討すべき。親離れできないとか言っている場合ではなく、真の覚醒のため背に腹は変えられない」(在京テレビ局スポーツ担当)

 思い起こせばアマチュア時代からその予兆はあった。高校時代の2015年、U18のW杯で4番を任された際には期待に応えられず「落ち込みやすい性格」であることを吐露している。

 だが、今季でプロ5年目。技術的な面だけではなく、そろそろ精神的な強さも身につけなければいけない時期に差し掛かっている。

 同級生のヤクルト村上とは何かと比較されることが多い清宮だが、村上がケタ違いなだけで清宮も高卒5年目の選手としては十分な成績を残している。今後カギとなるのはメンタルの部分なのか。良い意味で“憎たらしい”ほど堂々としているヤクルト村上に負けないためにも、精神的な図太さも必要になってくる。清宮がパ・リーグで村上に負けない活躍をみせれば、新庄監督とともに日本ハムは再び中心となって球界を盛り上げることができるだろう。