練習前に話す侍ジャパンの高橋宏斗(左)とダルビッシュ有(2月18日、ひなたサンマリンスタジアム宮崎)
練習前に話す侍ジャパンの高橋宏斗(左)とダルビッシュ有(2月18日、ひなたサンマリンスタジアム宮崎)

 宮崎での練習試合のほか、大会前にも試合は組まれている。この試合を打たれてもいいからしっかり不安材料を消すことにあてるべきだ。注目度が高いからどうしても結果を見て周囲は騒いでしまうけど、本番で結果を出せばいい。特に佐々木朗希を筆頭に若い投手陣は、結果を求めがちだと思うけど、自分の中でつぶしておきたい課題に取り組むこと。とにかく自分の状態を上げることだけを考えてほしい。

 合宿の映像を見ても、いい雰囲気の中で調整は進められていると思う。今回のチームもキャプテンは設けなかったが、考え方は人それぞれ。誰か一人に決めると、その選手の負担が増大してしまう。大会が終わったときにどんなチームになっているか。楽しみだ。

東尾修(ひがしお・おさむ)/1950年生まれ。69年に西鉄ライオンズに入団し、西武時代までライオンズのエースとして活躍。通算251勝247敗23セーブ。与死球165は歴代最多。西武監督時代(95~2001年)に2度リーグ優勝

週刊朝日  2023年3月10日号

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