勉強もゲームだと思えれば楽しめそう ※写真はイメージ (c)GettyImages
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 うつ病を克服し、偏差値29から東大に合格した杉山奈津子さんも、今や小学生の男の子の母。日々子育てに奮闘する中でとり入れている心理テクニックや教育方法をお届けします。今回は「困ったときの攻略法」についてです。杉山さん自身が心理カウンセラーとして学んできた学術的根拠も交えつつ語る『東大ママのラク&サボでも「できる子」になる育児法』も絶賛発売中です。ぜひご覧ください。

【写真】偏差値29から東大に合格した杉山奈津子さん

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 子どもがなにかで困っているとき、「ゲームだと思ってごらん」と伝えています。

 すべてのことに対して、真面目に対応しなくてもいいのです。人生を「ドラゴンクエスト」のような RPG(ロールプレイングゲーム)だと考えることで、認知能力が上がることが分かっています。認知能力が上がるということは、判断力や理解力などがアップするというわけです。そう考えれば、単に真面目に対応するよりも、かえって良い結果が得られることでしょう。

 学校で、大きな乗り越えなければならない出来事があるとします。たとえば、1年間の総合まとめテストなどです。

 そんなとき、私は子どもに「ゲームでは、ボスを倒すためにどうするかを考えて」と言ってみます。何の武器も防具も持たないまま強大なボスに挑んだとしても、負けてしまうのが当たり前でしょう。そこで「ゲームの主人公ならどうするか」と考えると、弱い敵を倒してレベルを上げ、力をつけるはずです。

■ゲーム化は人間関係にも適応できる

 それを現実に落とし込むと、問題集にある簡単な問題から挑んでいくことにあてはまります。そして、少しずつ解けない問題をなくして、レベルアップしていくというわけです。

 そしてゲーム同様、HPが少なくなってきたら、回復しなければなりません。脳が疲れたら、気分転換をはかってみるのです。

 この方法は、テストのような行事だけではなく、人間関係などにも適応できます。馬が合わない相手がいたとしても、正面から立ち向かってはただ衝突するだけです。そこで「今、自分は敵と遭遇している」と考えて、うまく攻略できるよう工夫してみたらどうでしょうか。「そのおかげで経験値が得られて、人付き合いのレベルが上がる」と思うことができれば、いやな気持ちもプラスに捉えやすくなります。

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杉山奈津子

杉山奈津子

杉山奈津子(すぎやま・なつこ) 1982年、静岡県生まれ。東京大学薬学部卒業後、うつによりしばらく実家で休養。厚生労働省管轄医療財団勤務を経て、現在、講演・執筆など医療の啓発活動に努める。1児の母。著書に『偏差値29から東大に合格した私の超独学勉強法』『偏差値29でも東大に合格できた! 「捨てる」記憶術』『「うつ」と上手につきあう本 少しずつ、ゆっくりと元気になるヒント』など。ツイッターのアカウントは@suginat

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