10月2日(月)は全国的に曇りや雨。九州北部では局地的に滝のような雨も。大雨に注意・警戒。また、北海道は大気の状態が不安定。竜巻などの激しい突風に注意が必要です。

2日(月)降水量分布予想図(12時~15時)
2日(月)降水量分布予想図(12時~15時)

平年1ヶ月の2倍の雨の恐れ

10月のスタートは広く秋晴れとなりましたが、秋の晴天は長続きしません。すでに西日本は雲が厚くなり、雨の降りだしている所があります。2日(月)は全国的に曇りや雨。原因は2つ。西から前線がのび、別の前線が北海道付近を通過するからです。2日(月)は九州から北海道まで曇りや雨。九州北部では、局地的に滝のような雨が降り、大雨となる恐れがあります。予想される1時間雨量は長崎県や佐賀県など多い所で1時間に60ミリ以上。これは道路が川のようになり、車の運転は危険な降り方です。2日(月)夕方までの24時間雨量は多い所で180ミリ。長崎や佐賀の10月1ヶ月分の平年雨量は約80ミリなので、平年の2倍の雨量がザッと降る恐れがあります。福岡県朝倉市、大分県日田市など復旧活動中の所も、雨量が多くなる予想です。土砂災害や河川の増水、氾濫、低い土地の浸水に注意・警戒が必要です。近畿や北陸は昼頃から雨、東海や関東も午後は雨の所があるでしょう。東北は日本海側を中心に雨や雷雨となりそうです。

北海道 大気の状態不安定

2日(月)にかけて、寒冷前線が北海道付近を通過する見込みです。北海道は大気の状態が不安定です。札幌など日本海側は午前中を中心に、釧路など太平洋側は午後を中心に、竜巻などの激しい突風や落雷、ひょう、急な強い雨に注意が必要です。黒い雲が見える、ゴロゴロと雷鳴が聞こえる、急に冷たい風が吹く時は雷雲が近づいているサインです。早め早めに頑丈な建物に避難しましょう。※1日(日)の夜遅くから北海道は大気の状態が不安定になります。夜は雷雲が近づいてもわかりにくいため、不要な外出は控えたほうがよさそうです。