また、韓国系アーティスト勢の重用も批判に拍車をかけている。
過去に「紅白」への出場経験があるガールズグループ「TWICE」やJ.Y.パークがプロデュースする「NiziU」のほか、ガールズグループ「LE SSERAFIM」、「IVE」、男性グループの「JO1」も初出場するが、5組の出場は「東方神起」と「KARA」、「少女時代」が出場した2011年の3組を超える史上最多となる。
「『LE SSERAFIM』は元『HKT48』の人気メンバーで、『IZ*ONE』でも世界的な活躍をみせた宮脇咲良さんがメンバーにいることで話題性はありますが、『NiziU』も『TWICE』も以前ほどの勢いはありません。吉本興業と韓国系エンターテインメント企業が運営に携わっている『JO1』も実績を考えると大抜擢という感じですし、『IVE』に至っては日本での活動を大手芸能事務所がサポートしているとはいえ、昨年12月にデビューしたばかりです。なぜここまで韓国勢を重用するのかと、疑問を抱く人がいても不思議ではありません」(同)
このままでは昨年以上の“惨敗”もありうる「紅白」だが、果たして勝算はあるのだろうか。
「番組の制作サイドが今年の目玉として考えているのは、平野紫耀さん、岸優太さん、神宮寺勇太さんが来年に脱退、退所する『King&Prince』のパフォーマンス、グループからの卒業を発表している『乃木坂46』のエースの齋藤飛鳥さんのステージ、年内いっぱいで歌手活動を休止する氷川きよしさんでしょう」(同)
「紅白」といえば昨年はジェンダーフリーを意識し、「Colorful~カラフル~」をテーマに掲げて総合司会や紅組司会、白組司会の呼称を「司会」に統一する試みも行われた。
今年も、氷川きよしにはダイバーシティやジェンダーフリーを意識する新たな「紅白」の象徴としてのパフォーマンスを期待しているという。
さらに、出場アーティストの「演出」についてはこんな話も。レコード会社スタッフが明かす。