「パリにある日本のカフェ」をイメージしたという店内は、古いものを大切にした新旧ミックスの空間。張り直した床は店主自らエイジング加工を施し、もともとのコンクリートの壁には、ネイビーの塗料を塗った板を貼るなど、こだわりが満載だ。インテリアは特注のオリジナル。鏡やテーブルなどは丸みを帯びて、柔らかな空気感を生み出している。
お茶のセレクトも必見。静岡最古の本山茶の産地として知られる里山、水見色地区のお茶や静岡・丸子の国産紅茶などを揃える。ほっと一息、心安らぐ休息にぴったりだ。その日のおばんざい4品に出汁茶漬け、ドリンクがつく「雨音ごはん」にプラス100円でドリンクを緑茶に変更できる。茶葉は日替わりで、玄米あられが付くのもうれしい。
最後に6151さんが挙げてくれたカフェルーティン「メニュー選びは体に優しいを意識」「スタッフさんの作業風景を眺めるのも好き」「これ素敵!と思ったら聞いちゃいます」は、この「雨音茶寮」に出合って生まれたものなのかもしれない。
(写真 6151/構成 生活・文化編集部 白方美樹)