■番外編/本田圭佑「なぁなぁふん(7分)!?」
今大会、劇的な戦いを演じた森保ジャパンとともに話題を集めたのが、インターネットテレビ局『ABEMA』で解説を務めた元日本代表の本田圭佑だった。初戦のドイツ戦から最後のクロアチア戦まで計4試合、選手たちに敬意を払った上で、周囲に忖度しない本音ズバズバの言葉を連発。自らの戦術眼を披露しながら、ベンチから指揮を執る監督のように、時にはサッカーファンと同じ目線で喜怒哀楽を前面に押し出し、本田節を次々と炸裂させた。その“熱さ”だけでなく、(解説者が久保を本田と言い間違えた際に)「試合、出ましょか!?」、(オフサイドディレイに)「俺がラインズマンやろか?」など、持ち前のユーモアも存分に披露。初戦のドイツ戦で後半アディショナルタイムが7分と知らされた際には「なぁなぁふん!?」と、その長さに驚きの声。スペイン戦でも同じ7分の表示に、再び「なぁなぁぁふん!?」と感情露わ。そして「これ、前も同じこと言った気がするわ!」と自ら笑いを誘った。大会期間中、将来の代表監督就任の希望も口にした本田だが、しばらくは解説業の仕事が多く舞い込みそうだ。
(文・三和直樹)