物価が高くなっている昨今、節約の重要性が高まっています。「生活保護」を経て、奨学金や借金でハーバード大学に進学したパトリック・ハーラン(パックン)は、節約するときこそ、上手に「広告」と付き合うことが大切だと説きます。パックン式の“賢い”広告との付き合い方とは? 最新刊『パックン式 お金の育て方』から一部を抜粋・再編して公開します。
* * *
■単発的な節約が上手になれば、節約マスターになれる!
節約をしていく際には、単発的なお金の使い方もかなり重要。
たとえばコンビニに行かない。タクシーに乗らない。その代わりにディスカウントストアや自転車を使えば、結構節約できるよ。
高級な洋服も買わなくていいです。今の時代、リーズナブルでもおしゃれな服はザラにあるから。というか、ZARAにあるよ! H&Mのほうが安いけど。
あとは、家の中にいるときに、薄着で暖房をガンガンつけているような人は、今すぐユニクロでヒートテックの「極暖」を買ってください。2000円くらいで買えますよ!
僕は、暖房を入れるのは部屋に恋人を呼ぶときだけにしていました。
ちなみに、僕の母は、コロラドの寒~い冬でも、家の暖房を17度に設定していましたよ。僕は家に帰ると、逆に上着を着ていました! 夏の冷房を我慢すると、熱中症になるかもしれないから、ちゃんと使いましょう。
でも、扇風機の電気代は、エアコンの10分の1ぐらい。まずは、扇風機を試しましょう。
そんなふうに、日頃の出費をゲーム感覚で節約できるようになれば、ますます節約をする能力が高められていきます。
■「広告」は、節約の大敵!!
ただ、ちょっとやそっとの節約筋では倒せない相手がいます。
それは……広告!
広告を見ると、紹介されたものやサービスが欲しくなりますよね?
僕自身も広告によく出演させていただいていますから、よくわかります!
僕だって、自分が出ているCMの商品が欲しくなりますよ。