現役ドラフト移籍組「飛躍しそうな選手5人」は？　 “飼い殺し”解消には課題も

　それでも全体的に見ると、ここで名前を挙げた5人を筆頭に移籍によってブレイクの可能性を秘めるプレイヤーも存在している。また、現役ドラフトでの移籍に対して前向きにとらえているコメントが出たことも球界全体にとってはプラスではないだろうか。来年以降も今回の結果を踏まえつつ、より当初の狙いに即した仕組みになっていくことを期待したい。（文・西尾典文）

●プロフィール
西尾典文 1979年生まれ。愛知県出身。筑波大学大学院で野球の動作解析について研究。主に高校野球、大学野球、社会人野球を中心に年間300試合以上を現場で取材し、執筆活動を行っている。ドラフト情報を研究する団体「プロアマ野球研究所（PABBlab）」主任研究員。