「M-1グランプリ2022」で決勝進出を果たした男性ブランコは国公立大学コンビだ。平井まさあきさんは滋賀大学、浦井のりひろさんは滋賀県立大学と、共に彦根にある大学で学んだ。2人の出会いや学生時代はどんなものだったのか。『国公立大学by AERA2023』では、その原点を語ってもらった。
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2人が出会ったのは、演劇サークルの新入生歓迎バーベキューだった。滋賀大学と滋賀県立大学の合同サークルだ。
「浦井がお野菜ばっかり、ウマウマ言って食べてたんですよ」と平井さん。浦井さんは「ファニーな顔のやつが肉を焼いてるな、というのが平井の第一印象でした」とお互いについて話す。ここから男性ブランコの歩みが始まった。
兵庫県の豊岡高校に通っていた平井さんは、卒業後は吉本総合芸能学院(NSC)に行って芸人になるつもりだった。ただ、周りは進学する人が多く、親の希望もあって大学を受験することに。学費と学力を考えて大阪府立大学(現・大阪公立大学)と滋賀大学を目標にした。
「週に3、4日は塾に行って、めちゃくちゃ勉強しました。滋賀大学に合格したときはうれしかったですね。おかんが泣いていたのを覚えています」