■早く投資を始めれば、お金はこんなに育つ!
では、この7%を前提に、早く投資を始めることでどれくらいの差が出るのかを比べてみます。
高橋さん:
若いころに高級車に乗り、リボ払いで高い時計などを買っていた高橋さんは、40歳になったら少し落ち着いて、「よっし、資産を作ろう」と、毎月の給料から1万円の積立投資を始めました。偉いね!
川田さん:
一方で、川田さんはずっとバックパックで世界中を旅し続けています。その日暮らしなので投資をする余裕はありません。
ただ、海外へ出発する前、20歳のときにがむしゃらにアルバイトをして、節約しながら貯めた50万円を投資して、そのことをすっかり忘れていました。
つまり、20歳で50万円を1回投資した人と、40歳から1万円を毎月投資する人。この2人が60歳になったときの証券口座を比べたら、どうなっていると思いますか?
働き者の高橋さん:残高/約520万円
20年間で合計240万円も投資にあてて、これを2倍以上に増やしました。さすが!
バックパッカーの川田さん:残高/748万円
20歳で1回だけ50万円を投資しただけで、40年経ったら50万円が15倍近くになっています。結局、高橋さんより投資額が190万円も少ない(しかも資産形成にかけた手間も少ない)のに、資産額が228万円も多いのです!
この例を見ると、できるだけ早くに投資をすることが大事だとわかると思います。