「明石市の政策、取り組みを評価いただくことはうれしいですが、連携はしません。私は全方位でやっていきます。司法修習生時代の同期、橋下徹君(元大阪府知事)からも先日、電話をもらいました。それをツイートすると『維新とやるのか』と言われますが、それもありません。(お笑いコンビ)ハイヒール・モモコさんが、話したいということで、橋下君が食事に行こうと電話をくれただけです」(泉市長)
だが、毎日のように、ツーショット写真やポスターの要請が、全国から舞い込む。
明石市長の任期は来年4月30日まで。それ以降、政治にはどのようにかかわるのか。
「私は弁護士、社会福祉士の資格を持っています。それをベースにしていきたい。市長、衆院議員という経験もありますので政治からは離れないと思います。今の日本の政治はひどすぎます。岸田文雄首相は就任時に子ども予算の倍増を公約としていた。それが一転、そちらは先送りで増税。その代わり賃上げもするという。アップした分が増税で国にとられてしまう。この状況はなんとか変えたい」
と言い、自身の経験からこうも続ける。
「明石市は市長の決断で子ども予算を増やし、高齢者にもやさしい街を実践したら人口が増え、税収も増えました。それはグローバルスタンダードで、好循環を生み出した。例えば、明石市内の分譲マンションの価格も周辺地域より、かなり上がっている。岸田首相が決断すればいいのです。増税などしなくていいですよ。明石市は事実、増税していません。お金をやりくりして、捻出している。国も同じです」
12月15日、泉市長は
「“増税”を平然と『進めていきます』という感覚が理解できない」
「総理、まさに『あなたの責任』です」
とツイートすると「いいね」が10万以上もついた。その影響力は増している。
再度、聞いた。
「今後、明石市の市長選に出ることは」
泉市長は、
「絶対にありません。今は最後までやり遂げることで頭がいっぱい」
とのこと。