「ツイッターを止めていた時に『明石は高齢者政策がダメ』『インフラがボロボロ』とデマのようなツイートがあったのです。子ども政策を先行させてきたが、高齢者への対応もそれに追いつけで加速させています。デマが広がってはいけないと、復活した」

 と話す泉市長。当初は反発の声もあったが、「#泉市長おかえり」がツイッターでトレンド入りするほど反響も大きかった。

「反発も予想していたが、今も明石の街に出ると『やめないで』『市長さんがいるから明石に引っ越してきた』と市民に囲まれるほどです。やめないでほしいという手紙も300通以上届きました。自分でいうのもなんですが、明石市で9割くらいの支持率があると思います。けど3期12年である程度はやり遂げ、次の世代にバトンタッチする。プレーヤーではなく育てる側に、と決断しました」

 泉市長はそう言い、12月24日にも記者会見して、来年4月の統一地方選に合わせ、自身の考えに賛同し、政策を継続してくれる立候補予定者を発表する予定だ。

「よく地域政党と呼ばれますが、グループという方がいいのかもしれません。私が代表となります。ツイッター、ホームページでの公募に50人以上の応募がありました。女性や若い方もいらっしゃる。今の市議会の構成から、私の政策を支持してくれる市議が過半数となるのはあと6人。まず市議候補として発表するのは5人となる予定です」

 市議も大事だが、気になるのは市長候補だ。

 その点について、泉市長は、

「当然、私の路線、政策を引き継いでくれる候補は不可欠です。けれどこちらは選挙直前の擁立でも間に合います。候補者は頭の中には何人かいますが、公募も予定しており、今の段階では決まっていないです」

 泉市長のそんな動きがニュースやSNSで伝わると、立憲民主党の泉健太代表、国民民主党の玉木雄一郎代表が相次いで泉市長と会談した。

 翌日には、

「立民、明石市長の地域政党と連携」

 などと報じられ、国政に関与していくのでは、との臆測を呼んだ。

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岸田首相が決断すればいい