12日(月)は沖縄や九州から東北まで広く雨。特に、秋雨前線の活動が活発になる西日本で雨量が多くなり、九州では激しい雨の恐れ。土砂災害などに警戒。

降水分布予想図
降水分布予想図

秋雨前線北上!九州大雨の恐れ

11日(日)は関東や沖縄以外は広く晴れ!ただ、この晴れは貴重な晴れ間となりそうです。12日(月)から天気図の主役は「秋雨前線」。秋の長雨シーズンに突入です。しかも、突入と同時に九州では大雨の恐れがあります。天気図をみると、11日(日)12時には前線は西日本の南で途切れていますが、12日(月)9時の予想図では前線はつながり、次第に北上する見込みです。南の海上には台風14号が発達しながら西進。熱帯育ちの台風周辺から非常に湿った空気が入るため、前線の活動は活発です。九州は一日を通して雨。雷を伴い激しい雨の恐れもあり、一日で100ミリ以上計算している資料もあります。一日の雨量が100ミリを超えると土砂災害の危険が高まると言われています。九州で100ミリ以上の大雨が降ったのは7月上旬の梅雨末期の大雨以来。九州は8月は雨量が少なく、福岡は平年の74%、本は平年の36%、宮崎は19%、鹿児島は35%でしたが、9月に入ったとたん大雨による土砂災害や低い土地の浸水などに注意が必要です。

天気図
天気図

西・東日本 激しい雨の恐れ

12日(月)の午後から13日(火)にかけては、秋雨前線の活動が活発となります。大雨の恐れは九州だけではありません。西日本から東日本の広い範囲で雨の降り方に注意が必要です。12日は中国・四国は午前中から所々で雨で激しく降る所も。近畿や東海、東北も午後は次第に雨となるでしょう。関東は雨が降ったりやんだり。晴れるのは北海道くらいとなりそうです。
13日(火)日付が替わる頃からは、近畿や北陸に活発な雨雲がかかる見込みです。東海や関東も13日の朝の通勤・通学の時間帯は局地的な激しい雨の恐れがあるため今後も雨雲の動きに注意が必要です。なお、秋雨前線の南北の動きにより、大雨の降る時間や場所が変わる可能性があります。今後も気象情報をこまめに確認するようお願いします。