昨日(6日)は、宗谷地方には活発な雨雲の流れ込みやすい状態が続き、記録的な大雨となり、道路が冠水するなどの被害が出ました。今日(7日)も夕方にかけて非常に激しい雨の降る恐れがあります。引き続き、土砂災害や低い土地の浸水に厳重に警戒して下さい。
この記事の写真をすべて見る宗谷地方 記録的な大雨に
昨日(6日)の道内は、低気圧やそれに伴う前線に向かって暖かく湿った空が流れ込んだ影響で、全道的に雨となりました。特に、宗谷地方には活発な雨雲の流れ込みやすい状態が続き、降り始め5日午後9時から、7日午前9時までに降った雨の量は、宗谷地方の稚内で209ミリと9月の月平均降水量の2倍近い雨量となり、道路が冠水するなどの被害も出ました。この他でも、利尻空港で212.5ミリ、利尻町沓形で208.5ミリ、稚内空港で169.0ミリなど宗谷地方では観測史上一位の記録的な大雨となった所がありました。
引き続き 土砂災害や河川の増水に厳重に警戒を
今日(7日)も、稚内など北部では夕方にかけて非常に激しい雨の降る恐れがあります。引き続き土砂災害や河川の増水、氾濫に厳重な警戒が必要です。明日午前6時までの24時間に宗谷北部や利尻・礼文では局地的にさらに100ミリの大雨が予想されています。土砂災害の危険度が高まっているため、大雨による土砂災害や低い土地の浸水に厳重に警戒が必要です。
先月の台風や前線による大雨で地盤が緩み増水している河川が道内各地にあります。引き続き復旧作業などをする際は十分注意して下さい。
なお、台風13号は明日(8日)朝には温帯低気圧に変わる予想ですが、その後、北海道に9日(金)に接近する恐れがあります。風が強まり、波も高くなるでしょう。進路によっては雨の量が多くなる恐れがあります。今後の気象情報に注意して下さい。