「中日の外国人野手はビシエドに加え、復帰のアルモンテ、新加入アキーノがいる。現時点ではそれ以降の立場で、当面はファームでレベルアップを目指すでしょう。潜在能力の高さは実証済みなので、数年後にはとてつもない打者になる可能性は秘めている」(中日担当記者)
「キューバからの選手については、こちらで育てるという方針の下で獲得しています」と同球団代表の加藤宏幸氏が語ったように、レビーラはまだ育成の段階。今季は支配下となったがオフには再び育成契約となった。とはいえ、状況次第では早い段階で一軍に定着する可能性もあるだろう。
「実績のない若い中南米の選手たちは条件を多く揃えずに契約できる。メジャーリーグのビッグネーム1人分の年俸で数人との契約も可能。大化けした際に年俸を上げる必要性も出てくるが、最初の出費は少ない。潜在能力の高さはわかっているのでブレイクする確率も低くない。不景気な時代にも合った球団編成とも言える」(在京球団渉外担当)
ここで挙げた3チームの若手外国人選手たちはこれからチームの中心選手となれるのか。ポテンシャルは非常に高い選手が揃っているだけに、日本での成功から世界的なプレイヤーになれる可能性もある。彼らが成長して新たな補強ルートが生まれるかに注目したい。