『パックン式 お金の育て方』より(イラスト/田渕正敏)パトリック・ハーラン著『賢く貯めて手堅く増やす パックン式 お金の育て方』※Amazonで本の詳細を見る
『パックン式 お金の育て方』より(イラスト/田渕正敏)
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 ちなみに不動産の投資信託に、「Real Estate Investment Trust(不動産投資信託)」というものがあります。だけど、みんなこの頭文字を取って「REIT(リート)」と呼んでいます。僕のように英語の発音が苦手な人でも、これなら大丈夫だね……。

 マンションを買うなど、普通の不動産投資をするためには、かなりまとまったお金が必要になります。だけど、REITなら少額で投資できて、しかも複数の物件に分散投資できます。

 だから、「株で分散投資して、高いリターンを狙いたい」という人は株式型のファンドを買えばいい。

「リスクを抑えるために債券も取り入れたい」という人は、株式型ファンドと債券型ファンドを組み合わせたり、バランスファンドを買ったりすればいい。

「これからは新興国の株価が上がりそうだな」と思ったとして、新興国の株式に直接投資をするのは難しいです。

 だけど新興国の株式型ファンドを買えばいいだけ。すごく簡単だよね!

 僕は「長期投資」と「分散投資」が投資のセオリーだと考えています。

■お金を育てるなら、「積立」が超効果的!

 さらに、ここに一つ「積立投資」も足しておきます。

 積立投資というのは「定期的に、指定した日に指定した金額が自動的に投資される」という方法のこと。

 たとえば「毎月5日に投資信託Aを5万円分買う」というように。

 定期的に安定した給料が入って、毎回自分で購入手続きをするのが少し面倒くさい人にとっては、これが最善の方法です。

 たとえば、「あなたがエマージェンシー資金を貯めて、固定費を削減して、毎月1万円の余剰資金ができている」と考えてください。

 この余剰資金の1万円を積立投資に使います。

 たまに、「まとまった投資資金ができるまで投資はしない」という人がいますが、それは大間違い!

 僕はエマージェンシー資金を貯めるように勧めたけれど、投資資金そのものは時間をかけて貯めるべきではありません。そんなふうに投資を先延ばしにしていたら、リターンを得る期間が短くなってしまうからね。

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積立投資の効果が絶大である理由!