「コンプライアンスが厳しくなり、バラエティー番組を企画する上で大きな壁になっていることは間違いない。多くの視聴者が笑ってくれても、抗議の声がでる企画だったら番組のスポンサーはいい顔をしない。人権を否定するようないじめ、差別は決して許されるものではないですが、あまりに神経質になると企画が成立しなくなる部分がある。ガキ使が『いじめを助長する』という指摘は、個人的にナンセンスだと感じます。『あの番組を見て子供がケツバットをしたらどうするんだ』と言いますが、それは家庭のしつけや教育の問題でしょうと。現実の世界とエンタメを切り離さないと個性のない番組ばかりになる。番組上層部もクレームばかり気にしていたら、視聴者のテレビ離れが進むばかりですよ」
「ガキ使」復活を望む声は高まるばかりだが、はたして実現の可能性はあるのだろうか。
「毎年恒例というのは厳しいでしょう。ただ、ダウンタウンは今年還暦の60歳を迎える。絶大な人気を誇る2人は、お笑いが盛り上がってほしいという思いが誰よりも強いと思います。番組内容に納得した上で、一肌脱ぐことは十分に考えられる」(スポーツ紙芸能担当記者)
「ガキ使」を見て年を越す。そんな風景は戻ってくるのだろうか?(今川秀悟)