たしかに女優の素質を感じさせる発言もある。ラジオ番組「レコメン!」(文化放送、22年3月23日放送)では、プロ野球の始球式を務めることに関して「球技、いちばん苦手ですよ」と不安を口にするも、「変なところ飛ばないように気をつけよう。本番激強女だから」「かっこいいニュースにしたいじゃないですか。『めるる完璧!』みたいな」と前向きさをアピールした。こうした気持ちの強さが、女優業でいざ本番となったとき、しっかり体も動いて良い演技ができることにつながっているのかもしれない。

「私生活はインドア派で、家で編み物やアクセサリーを作っているとバラエティー番組で明かしたこともあります。バラエティーはギャルタレント枠で出演している印象もありますが、プライベートは地味で、ギャルイメージで固定されていないところは女優業にプラスだと思います。また、憧れの女優は『恋です!』で共演した杉咲花だとインタビューで話していました。間近で芝居を見て圧倒され、人柄も含めて本当に尊敬できるとか。杉咲も3月に発売された生見の写真集のカバーの帯に、『澄んだ瞳でまっすぐ見つめるその先にこれからもずっと眩しい世界がありますように』とコメントを寄せています。杉咲といえば高い演技力で知られるだけに、そんな実力者から影響を受ければ、より役者として一皮むけるかもしれません」(同)

おバカキャラで売っていたことも

 将来的な生見の女優像について、民放ドラマ制作スタッフはこう期待する。

「以前のめるるはおバカな一面があり、バラエティー番組で『小学生レベルの漢字が書けない』とイジられたこともあった。そういう意味で川栄李奈に近いかもしれません。川栄もアイドル時代はおバカキャラで、そこから脱却して女優として成功しています。めるるも演技力はありますし、同じ道を歩めるかもしれません。さらに、年齢は離れていますが資質は小池栄子とも似たようなものを感じます。小池も以前は歯切れのいいチャキチャキしたお姉さんという感じでしたが、役柄によってはその印象が一切消えます。めるるも、いつもニコニコしているキャラが浸透しているのに、ドラマに出るとそれを感じさせない。女優として川栄李奈か小池栄子のようになっていくのでは」

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「悪女役も似合いそう」