また、副作用を軽減するための対策もおこなわれている。
「左乳がんで心臓に照射される可能性がある人に、『深吸気息止め照射(DIBH)』を導入する病院が増えました。DIBHは患者さんが大きく息を吸って止めている間に照射する方法で、心臓や肺への線量を減らすことができます」(永田医師)
週刊朝日ムック『手術数でわかるいい病院2023』では、全国の病院に調査を実施し、がん放射線治療の患者数などの実績を掲載しているので、こちらも参考にしてほしい。
(文/熊谷わこ)
【取材した医師】
広島大学病院 放射線治療科 教授 永田 靖 医師
※週刊朝日ムック『手術数でわかるいい病院2023』より