宮田:(二階堂に向かって)トシにいって呼べよ(笑)。

二階堂:言ったことない!

宮田:でも俺、二階堂とのお兄ちゃんエピソードがあって。ニカ(二階堂)が小学生の時に「缶の筆箱を買いに行きたい」っていうから、一緒に付き合ってあげたことがあります。

全員:(爆笑)

二階堂:めちゃめちゃよいエピソード出たな(笑)。

 取材中も自然に笑いが起きる。デビュー前からの長い付き合いだけに絆も深く、兄弟役もしっくりきそうだ。だが、演技そのものについては、「なんか……エラそうなこと言えない」(二階堂)、「お芝居に挑戦しない方の4人なので」(千賀)と遠慮や照れも覗かせる。

二階堂:お芝居は嫌いじゃないですけど、グループって役割があるじゃないですか。お芝居する人だったり、MCだったり。俺は最初に「バラエティーで頑張りたいです」ってマネジャーさんとも話したんですよ。だから、役者面(づら)しにくいところもあって(笑)。今はいろんなお仕事に挑戦したいので、いい機会だと思っています。

千賀:僕もたくさんのことを同時にできないタイプなので、目の前のお仕事に集中するうちに演技への興味が薄らいでいった時期はある。でも最近は自分の可能性を探りたい思いもあって、また興味が出てきました。

宮田:僕はもっとやりたいと思ってますよ。去年は「やすらぎの刻(とき)~道」に出演させていただいて、倉本聰先生に教えていただいたこともあるので、それを今回の舞台でも試したいですし。

横尾:どういうお仕事をしたいかはそれぞれ思いが違うと思うけど、結局みんなグループのためになるんだったら何でもやりたいんじゃないですかね。今回、「舞祭組(ぶさいく)」ではなくて「Kis-My-Ft2の4人」という表現をしてるのも、僕らはまだまだいろんな組み合わせで面白いことができるんだぞ、可能性は無限大だぞってところを見せたいから。もっともっとKis-My-Ft2を世の中に広げたい。この舞台もそんなきっかけになるといいなと思っています。

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