広い海の中でやっと出会えた仲間なのに、同性で子孫を残せないということのないための仕組みでしょうか。どちらもほぼ同じ大きさだった場合はどうなるのか気になるところではありますが……。

 身近なところでは、寿司ネタとしても人気の鯛の仲間にも、成長の途中で性転換をするものがたくさんいます。一般的には、真鯛など赤い鯛は生まれた時は両性状態で、少し成長するとほとんどの個体がメスとなり、成熟する頃には雄雌がほぼ半数ずつというややこしい転換をします。

 一方クロダイは生まれた時はほぼ全数がメスですが、ある程度大きくなるとほとんどの個体がオスとなり、成熟する頃には、やはり雄雌が同数になっていくそうです。

 週末は、家族やパートナーと、生まれ変わったらどちらに生まれ変わりたいか?といった話をしながらリラックスした時間を過ごすのもいいかもしれませんよ。

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◯岡本浩之(おかもと・ひろゆき)
1962年岡山県倉敷市生まれ。大阪大学文学部卒業後、電機メーカー、食品メーカーの広報部長などを経て、2018年12月から「くら寿司株式会社」広報担当

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