赤ちゃんが産まれると、赤ちゃんの生活リズムに合わせてさまざまな「お世話」をします。その中のひとつが「入浴」。パパとママにとって初めての赤ちゃんの場合は特に、服を着ている状態でも抱っこするのがこわごわなのに、裸の赤ちゃんを抱っこするなんて!と最初は緊張してしまうでしょう。でも、コツをつかめばすぐに慣れるので大丈夫! 今回は新生児の赤ちゃんの沐浴を、もっとラクにできるコツを話します。
●まずはベビーバスを使っての沐浴
新生児は、新陳代謝が盛んなので汚れがすぐにたまります。最初の1カ月は感染予防の意味を込め、ベビーバスで沐浴します。その後、1カ月健診でOKが出れば、家族と一緒にお風呂に入れるようになります。このベビーバスでの沐浴が、赤ちゃんを抱き慣れないパパママにとって難しく感じることがあります。それは、自分の体から離れて、手のひらで赤ちゃんの体を支えなければいけないからです。保育士で毎日赤ちゃんと関わってきた私でさえ、我が子の初めての沐浴は緊張しました。
ですので、ベビーバスでの沐浴の際は、大人が安定した態勢で行うことが一番大切です。大人が腰をかがめたり不安定な体勢だったりすると、お風呂に入っている赤ちゃんも不安定になります。安全で衛生的なのであれば、テーブルやキッチンのシンクの中にベビーバスを置くと、大人が立った状態で沐浴できるので安定します。また入浴の時間ですが、できるだけ毎日同じ時間にします。入浴は、授乳時間と授乳時間のちょうど間くらいの赤ちゃんが機嫌のよい時間にするといいです。入浴時間は5分くらいを目安にしましょう。
●沐浴に必要なもの
・ベビーバス
いろいろなサイズがあるので、沐浴する場所にあったものを選びます。ビニールプールのように空気を入れて膨らませるタイプは、収納に困らず、赤ちゃんの体が当たってもやわらかく使いやすかったです。
・洗面器
赤ちゃんの顔を拭くときのガーゼを湿らすためにお湯を張ったり、上がり湯をかけたりする時に使います。
・沐浴布/ガーゼ
赤ちゃんの体を洗ったり、入浴時に体にかけたりする時に使います。
・バスタオル
赤ちゃんの体を包んだり、拭いたりするのに使います。赤ちゃんをお湯から取り上げる用と、着替えるときに寝かせる用に2枚あると便利です。
・温湯計
お湯の温度を測るために使います。
・ベビー石鹸
低刺激の物を使いましょう。
・着替え/おむつ
入浴後に着る服などです。