アンケートの自由回答欄には「自然体」「等身大」という言葉も多く見かけた。肩の力を抜いて、笑顔でいてほしい。そういう願いが伝わってきた。
今年1月、アエラは「次世代の皇室」を取り上げた。「それぞれ痛みを知り、より深く国民の中へ」と見出しが立っていた。
そこで紹介されていたのが、被災地の人たちに支えられる雅子さまの姿だった。
陛下と雅子さまは東日本大震災発生以来、17年までに被災3県を3巡された。その中で、被災者から雅子さまに「頑張ってください」「応援しています」という声が上がるという。
「お互いにつらい思いをしたからこそ、私たちとより通じ合える」。そういう被災者の声も紹介されていた。
病気を抱える雅子さま。そのままの姿で被災地に行き、笑顔を見せる。それが国民を励まし、雅子さまへの励ましとなる。
雅子さまはすでに、新しい皇后像を実践されていると思う。(コラムニスト・矢部万紀子)
※AERA 2019年5月13日号