イラスト:木村豪
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 もしもの場合に備える大切な保険だが、入りすぎも問題だ。節約アドバイザーの丸山晴美さんが保険のムダをなくすコツを指南する。

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 日本人は大の保険好きで、複数加入している人も多い。保険は専門用語だらけで仕組みもわかりづらいので、保障内容の重複が目立つ。つまりその分だけムダな保険料を払っているわけだ。

「典型例として挙げられるのは、ローンでマイホームを購入し、その名義人が毎月5千円くらいの生命保険にも別で加入しているパターン。住宅ローンを組むときは団体信用生命保険に加入しますが、名義人が死亡すると残債の返済義務がなくなります。わざわざ死亡保障を増やさなくてもいいですよね」(丸山晴美さん)

 保険に入ったのはかなり昔という人も要注意。更新タイプの保険だと、一般的に45歳で保険料が高くなる。昔の医療保険も、入院期間が5日以上でないと入院給付金をもらえない設計が多い。医療費抑制でさっさと退院させられる現代に合わないので、自分の保険証券を見直そう。(ジャーナリスト・大西洋平、編集部・中島晶子)

AERA 2019年2月25日号