木村容疑者は、
「国民が立候補出来なければ政治腐敗が横行するのは当たり前です」
「300万円もの供託金と成人年齢以上の年齢制限を課した、今の制限選挙では組織票で当選した議員が、選挙結果を盾に取って好き放題するのを容認していることになります」
と繰り返し、選挙制度に批判的な言葉を発している。
そして、岸田首相が昨年9月の閉会中審査で、安倍晋三元首相の「国葬を行うことが適切だ」と発言した報道について、
「岸田首相も世襲3世ですが、民意を無視する人が政治家には通常なれません。世襲が蔓延る原因は、立候補するだけで300万円もの供託金を要求する違憲な公選法があるからです」(原文ママ)
と批判している。また、昨年8月、政府が「世界平和統一家庭連合」(旧統一教会)と閣僚ら政務三役の関係について「個人の政治活動に関するもので、調査を行う必要はない」とする答弁書を閣議決定したニュースにも触れ、
「閣議決定による強行は、議会制民主の軽視であり法治国家を辞める宣言です」
と書いている。


最後のツイートは犯行の4日前の4月11日。
「普通ではない世襲と、政党の言いなりの犬しか立候補出来ません。まともな候補者がいなければ、投票数が減ります」
「組織票や宗教票が幅を利かせることになり、一部の為の政治が行われ、世襲と腐敗が再生産されます」
と、暗に自民党などへの批判を想起させる内容だった。
先の親族がこう話す。
「事件はニュースで名前が出て知りました。うちは和歌山県に親族がいるので犯行場所に選んだのかと心配です。警察の取り調べに話していないということですが、正直に本当のことをしゃべってほしい」
(AERA dot.編集部 今西憲之)