学生時代から実に40年近く「スター・ウォーズ」愛を貫き、ついにはR2-D2を“相棒”と呼ぶ。写真撮影で「ぜひ、C-3POのポーズで!」とむちゃぶりすると、照れながらも「こんな感じ?」と気さくに応じてくれた。
人事畑が長く、社員と一緒に野球観戦に出かけることもある親しみあふれるキャラクター。ドロイドへの愛ゆえなのか、何だか見た目もそっくりだ。
吉田社長がそこまでR2-D2に惹かれるのは、かわいらしいフォルムだけではなく、その“生きざま”にある。
実は冷静沈着、かつ勇猛果敢。飛び出す2本の腕(?)で機体を整備し、アナキンやルークを何度もピンチから救ってきた。
アミダラ女王が共和国の首都・コルサントへ向かう途中、通商連合に狙撃され、シールドを破壊されたときのこと。4体のドロイドが船外で修復を試みるが、一体、また一体と狙撃され、宇宙のもくずになっていく。最後に残ったR2-D2が、敵の砲撃が近づく中で間一髪、シールドを復活させた。
「滅私奉公の精神ですよね。普段は縁の下の力持ちなんだけど、いざというときは勇敢で、自らの身を奉仕的に捧げられる。トップとして、普段は皆が働きやすい環境をつくりながら、何かあった時には戦いにも身を投じられるような覚悟でいないといけないな、と。この姿勢は、“相棒”から教えられたことです」