関西から海外を目指す学生が増える背景を安田さんは、「外国人との接点の多い東京では、わざわざ留学する必要を感じない。一方、外国人ビジネスパーソンの姿が少ない関西では、語学を学ぶ、外国人と交流するためには留学が必要だと考える学生や保護者が多いのではないか」と分析する。近大、関西外大ともに歴史も実績もあるだけに、安心して任せることができる点も、人気の要因の一つだろう。

「留学後、日本で何ができるかを考える学生も少なくない」 と言う吉崎さん。関西の地盤沈下を救うのは彼らかもしれないと、その背中を見ながら頼もしく思った。(ライター・戸高米友見)

AERA 2017年11月27日号より抜粋

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