スキマ時間を活用するには?(※イメージ)
スキマ時間を活用するには?(※イメージ)

 労働時間を削減し、生産性を高め、社員のワーク・ライフ・バランスも充実させたい。今、多くの企業が目指す目標だ。

 これを実現するために欠かせないのがスキマ時間の有効活用。わずかな時間でもムダなく使うことを積み重ねれば、大幅な労働時間短縮につながる。「働き方の見直しコンサルティング」を手がけるワーク・ライフバランス社のコンサルタント、永田瑠奈さんは言う。

「スキマ時間を使って何をすればいいのかわからない、という企業は多いですね。目の前に10分の空き時間ができたとして、そこから何をしようかと考え始めるのは非効率。スキマ時間にやる仕事を事前に準備しておくことをお勧めしています」

 実際に「残業ゼロ」を実践している同社の社員たちが日常的に行っており、クライアント企業にも推奨している方法がある。「空き時間ができたらやること・やりたいこと」をリストアップし、1作業につき1枚の付箋に書いて、1カ所にまとめて貼る。あるいはスマホのメモ帳アプリなどに入力しておく。このとき、作業に要する時間の見込みも記入。空き時間ができたとき、そのリストを見ることで「10分あるからこの作業ができる」などと判断し、瞬時に取りかかれるというわけだ。

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