勉強でインプットをするには朝と夜、どちらがいいのか(※イメージ)
勉強でインプットをするには朝と夜、どちらがいいのか(※イメージ)

 勉強でインプットをするには朝と夜、どちらがいいのか。何より大事なのは、自分に合ったやり方を継続することのようだ。

 東京大学医学部6年生の西村有未さん(24)が大学受験の勉強をしていた時は、毎朝6時に起きて学校に行くまでの1時間半を自宅勉強に充てていた。

「方法はいろいろ試して合うものを探しました。とにかく時間を増やそうと徹夜で勉強をしたこともあったけど体調を崩してしまいました。自分には朝、この時間が合っていた」

 勉強計画は「1日」「1週間」「模試まで」と3段階に分けて作った。ノルマが厳しすぎたら見直して、ギリギリになって自分が追い込まれないよう作戦を練っていく。

「前日の夜、1日にやる目標とそれぞれ何分かかるかを書き出しました。そして数学のあとは英語にするなど、頭がリフレッシュするような順番に並び替え、自分が集中できるやり方を考えました」

 計画を時間通り達成していくことが大事だから、ある問題が想定時間内に解き終わらなければ、そこで止めて答えを見るというルールも決めた。無駄に時間をかけず、とにかく量をこなす方法にこだわったという。

「朝勉強しておくと気持ちよく学校に行ける。ちょっと得した感じが好きです」(西村さん)

 西村さんが眠りにつく深夜0時、ようやくエンジンがかかり始めるのは、対照的な夜型受験勉強派だったという東大工学部4年生の長嶋彩乃さん(22)だ。

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