
打ち解けるには、馬鹿話。そりゃそうだが、英語でできるか! 今さら聞けない、雑談に使える英会話のコツをお教えしよう。
相手の記憶に残る、営業マンになりたい。雑談がそのきっかけになると、外資系IT企業、SAPジャパン(東京)で営業を担当する藤本英俊さん(39)は信じている。
ビジネスの場では、英語で論理立ててクールに相手を説く。でも、雑談になると、キャラが「テンション高め」に変わる。例えば、藤本さんはこう切り出す──。
What are you doing thisholiday?(休暇はどう過ごしますか?)
Scuba diving.(スキューバダイビングをします)
そこから、 Oh, Scuba diving ! Thatʼsgreat !(スキューバダイビングですか。すごいですね)と食らいつく藤本さん、実はスキューバダイビングをしたことなどないのだが……。
I heard Okinawa is greatplace for diving. Have youbeen there?(沖縄はダイビングにいい場所だそうですね。行かれたことはありますか?)
事前に相手企業や事業をリサーチし、集中して説明するビジネスシーンと対照的に、雑談では即興力が求められる。ならば、チャレンジするのみだ。こう考えている藤本さんには、苦い経験があった。