「東大&イエール大+国立医大」2兄弟の母小成富貴子さん(48)上智大学卒業。在学時にスペインに1年間留学。夫の眼科クリニックをはじめ四つの仕事を持つ。長男が東大&イエール大、次男が難関国立医大に合格(撮影/編集部・石田かおる)
「東大&イエール大+国立医大」2兄弟の母
小成富貴子
さん(48)
上智大学卒業。在学時にスペインに1年間留学。夫の眼科クリニックをはじめ四つの仕事を持つ。長男が東大&イエール大、次男が難関国立医大に合格(撮影/編集部・石田かおる)
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 子どもの受験のために、親ができることといえば、夜食を用意して「伴走」すること――。そんな常識を覆す、「母主導」の合格体験記をご紹介したい。

 長男(24)は東大と米国イエール大学にダブル合格。次男(22)も難関国立医大に在学中で、自らは夫の眼科クリニックの経営面を担当し、東京・表参道にスペイン雑貨のショップを開くなど四つの仕事を持つ。そんな小成富貴子さん(48)は、子どもたちにテレビを見せなかった。0歳の時から“グローバルコミュニケーション”を意識してきたからだ。

「テレビよりも、0歳の時からドビュッシーやモーツァルトなどのクラシック音楽を聞かせました。日本人が英語に苦手意識を持つのは、母音の微妙な聞き分けができないから。微妙なニュアンスが聞き取れるような“耳”を育てたかったんです」

 3歳からはあいさつやお礼、自己紹介がきちんとできるようにして、徐々に「レベルアップ」も図った。最初は名前と年齢、次に自分の情報をプラス。

「『僕は電車が好きです』と加えれば、それがきっかけで大人と会話でき、コミュニケーションのレベルも上がります」

 寝るときは創作物語を聞かせ、子どもとストーリーを考えた。夫と一貫して続けてきたことは、遊びも勉強も子どもと同じ目線で一緒に取り組むこと。

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