「薬物すべては申告によって発見された。入手元も捜査機関に明らかにしてきた。薬物から決別するために、保釈当日に入院し、治療、教育を受けてきた。今後は通院治療の継続は月一回の予定で、薬物検査を実施することになっている。違法薬物の使用を抑止するには通院が大切で、兄も同行すると言っている。生活を改め交友関係を見直す。携帯端末を預け、回線は解約した。SNSも解約して連絡手段を断った。教育を受けて違法薬物が害であったとわかった。社会復帰して安定した生活を送ることが大切だ。執行猶予期間が、社会復帰が困難な期間にならないように設定してほしい」

 沢尻被告は最後にこう語った。

「改めて仕事先、お世話になった関係者に大変なご迷惑をお掛けし、心よりお詫びをしたいです。日ごろお世話になったスタッフにも大きな影響を与えてしまい、支えてくれた家族、友人、会社スタッフ、ファンの皆様にこのような形になったことを本当に深くお詫び申し上げます。
 すべては甘さが招いたことです。後悔してもしきれない気持ちでいっぱいです。今後はしっかりと罪の重さを自覚し、反省し、更生してくことが唯一の償いだと思います。二度と繰り返さないように必ず立ち直っていきたいと思います」

 1時間20分間の法廷は終わった。(本誌取材班)
※週刊朝日オンライン限定記事