室井佑月(むろい・ゆづき)/作家。1970年、青森県生まれ。「小説新潮」誌の「読者による性の小説」に入選し作家デビュー。テレビ・コメンテーターとしても活躍。自らの子育てを綴ったエッセー「息子ってヤツは」(毎日新聞出版)が発売中
室井佑月(むろい・ゆづき)/作家。1970年、青森県生まれ。「小説新潮」誌の「読者による性の小説」に入選し作家デビュー。テレビ・コメンテーターとしても活躍。自らの子育てを綴ったエッセー「息子ってヤツは」(毎日新聞出版)が発売中
この記事の写真をすべて見る
写真の「LEDフュージョン コンパクト 2-IN-1 ランタン」(オープン価格)は、周囲を均一に明るく照らす技術を搭載している。ハンドライトとランタンの1台2役で、持ち運びにも、いざというときの備えにも便利。単4アルカリ乾電池2本付き。全国の電量販店などで購入できる。
写真の「LEDフュージョン コンパクト 2-IN-1 ランタン」(オープン価格)は、周囲を均一に明るく照らす技術を搭載している。ハンドライトとランタンの1台2役で、持ち運びにも、いざというときの備えにも便利。単4アルカリ乾電池2本付き。全国の電量販店などで購入できる。

 放送作家でコラムニストの山田美保子氏が楽屋の流行(はや)りモノを紹介する。今回は小泉成器の「LEDフュージョン コンパクト 2‐IN‐1 ランタン」。

【「LEDフュージョン コンパクト 2‐IN‐1 ランタン」の写真はこちら】

*  *  *

 女優さんにとって、とても大切なモノの一つに「照明」がある。

 いまや、「キャッチ」とか「女優ライト」なるワードは一般にも知れ渡っていて、ドラマや映画ではもちろん、番宣のために出演するバラエティー番組においても専門スタッフがやってきて照らしていることも、ある程度、知られている事実だろう。

 実は私は、名取裕子さんと大学で学科が同じで、2年生のとき、『ポーラテレビ小説 おゆき』(TBS系)でデビューした彼女から、照明について、よく聞かされたものだ。

 曰く、「照明さん」に気に入ってもらえると、特別な照明を当ててもらえるのだとか。彼女は、とても気さくな人で、主演女優として人気を得てからも全く偉ぶるようなところがなかったから、照明スタッフさんから可愛がられていたようだ。

 ちなみに、そんな彼女に当てられる照明の種類は、撮影所内で「ナトリックス」と呼ばれていたそうな。ほかにも、野際陽子さん専用の「ノギワックス」、岩下志麻さん専用の「シマックス」などがあったと聞いた。

 私は“バラエティー班”の人間なので、女優さんと仕事をする機会はめったにないのだが、先日、女性週刊誌で由美かおるさんと対談をさせていただいた際、改めて、女優さんと照明の関係を目の当たりにした。

次のページ